専用住宅 三重県員弁群

木造2階建

house PT(2009〜) 1 2 3 4 5 6 7

その敷地は美しい田園の中にあり、建築は風景に対して最小限の操作を求められているように感じた。

外形はシンプルな四角いボリュームとし、風景に控えめに配置した。

また、周囲の豊かな風景をどのように取込み、感じられるかを考えた。

単純に開く・閉じるのではなく、室内と風景とがグラデーションを持って一体となる。そんな関係を目指した。


建物は、異なる2つの中庭形式を上下に重ねた形としている。

中庭が重なる場所は吹抜けとなり、上下階を繋ぎ、光や風を内部に運ぶ。

中庭がずれた場所は屋根となり、日射や雨を遮る縁側のような空間となる。


1つの家の中に室内・中庭・縁側という3つのシーンが重なりあうこの住宅は、プライバシーを守りつつ、リゾートのような開放感を実現する。

『重なり』と『ずれ』によって家と風景が緩やかに溶け合ってゆく。