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house HK (2009)

石川県
木造(改築工事)2階建
施工:道場建設株式会社

築40~100年以上経つ伝統的な民家のリフォーム。

施主からは、既存の外観を残しながら、LDKを明るくしてほしいとの要望を伝えられた。
家の記憶を継承させる為に、既存の屋根・小屋組を残し、人の集まりに対応できるLDKを作りだす。梁の存在感を引き立たせる為に、サッシ回りを始めとする不必要な線を消すように努め、また照明も梁が光の中に浮かび上がる様に間接照明を主体としている。全体は既存の和室部分に合わせ、落着いたものとしているが、梁を現しにした天井部分は高さ4.5mと非常に大きな空間となっている。日常の生活とは別に、雄大な梁が浮かぶ。そんな少し不思議な空間となっている。
ご主人の要望による大きな窓をもつバスルームは、いままで人気のなかった既存の樹木を家の人達に再評価してもらう契機となった。

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