top of page

ワーゲン

  • 執筆者の写真: hanya61
    hanya61
  • 2010年6月24日
  • 読了時間: 2分

そのワーゲンは、学生当時同級生が時々学校に乗ってきていたものでした。 その友人の家は設計事務所。遊びに行くたびに止まっているワーゲンに魅かれたものでした。 それから数年後、僕はひょんな事からその同級生の家にお世話になります。同級生はアメリカに行っており、僕はその家から前の事務所に通う事になります。その間、僕はワーゲンを時々お借りしていろいろなところに出かけました。 古い車なので、コーナーでドアが開いたり!?なんかちゃぷちゃぷ言うなあと思っていたら、ドアから水がでてきたり! それから更に数年後、僕はその家を後にします。。。

あれから10年、久々にワーゲンに乗りました。今度は娘を乗せて、、 久々のマニュアルにビビりながら、エンストに注意しながら町内を一周。 ワーゲンは当時と同じように、大丈夫か?という心配をよそに軽快に走ります。 久しぶりのワーゲンは、まさにゴーカート シートベルトも2点式です。

お世話になったうちの2階のデッキに出てみると、竣工当時の木々がもう屋根を越していました。恐らく20年近く経つこのうちは、れっきとした現代建築なのですが、僕はここに来ると、いつも田舎の風景を思い出します。

大切なのは、姿形(スタイル)ではなく、光や、緑、そして、そこに住む人達。 僕にとっての住宅設計の原点はここにあります。


Kommentare


〒464-0067愛知県名古屋市千種区池下1-8-9TOUKOUビル 4F

tel 052-734-7902  fax 052-734-7903

Copyright © 2005 Akihide Hanya A&A All rights reserved.

bottom of page