現在改装中の物件で色決めをしてきました。今回壁天井とも基本は白なのですが、そのままでは面白くない?のと天井が低いため、より広がりを持たせる意図で、艶を替えるという計画にしています。
壁は、艶無しとすんなり決まったのですが、問題は天井。当初10部艶で考えたのですが、西日が入る部屋がまぶしいのでは?と思い 3部、5部艶も急遽塗装屋さんにサンプルを用意してもらうことになりました。
施主に現地で確認してもらったところ、意外にも10部でも良いんじゃと言われ、念のため計画している間接照明の反射具合の実験を行いました。結果映り込みと明るさの中間をとって、5部艶に決まったのですが、10部艶も以外に好評でした。
建築の一般常識では、照明の反射や天井のあらが見えやすいため、艶有りをいやがる場合が多く、多少心配しつつの提案だったのですが、艶有りの方が人気でした。
セオリーを疑って試してみる。 そんな価値に改めて気づいた色決めでした。設計事務所なではの拘りの白!目指します。