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081227

追加工事の査定 設計事務所の仕事


木ルーバーの目隠し

現場もほぼ終わりに近いので、追加工事の査定を行っています。

この追加工事費が実はやっかいです。設計者を介さない場合でも、住宅の契約金額を下げる事はある程度可能と思われます。複数の施工者、工務店に見積をとって競合させればいい。細かな内容の相違はさておいて、うまく安い工務店を見つける事も可能でしょう。

しかしこうして相場より安い金額で契約できた場合、施工者は追加工事分で元を取ろうとする場合があります。工事中大体の金額は聞いていたが、最後の追加金額は、大きく違っていたなんて話はけっこうあるのではないでしょうか?

 追加工事の金額を安く上げる事は、ある意味簡単です。仕上がりにあれこれ言って値切ればいい。けど、第3者の立場である我々設計者が、これをやる訳には行きません。なぜなら、最後の追加工事でも必要以上に値切られた施工者は、その後その家の面倒を積極的には見てくれなくなってしまうからです。

なので、工事中及び、最後の清算には、細心の注意を払います。安くても、高くてもいけない。お施主様、施工者両者がお互いに気持ちよくやり取りできる金額を契約図面、指示書、工事中にとった見積等を元に精査してゆきます。

工務店との付き合いは、住み始めてからもずっと続きます。最初は、相見積等でコストを頑張ってもらい、最後の支払いは適正に、こうする事が、長い目で見て、トータルコストの良い建築の方法では無いでしょうか?

外壁下見板張り


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